うつ病からの回復は、早ければ数週間、長くて数年と言われている。長期化を防ぐには早期治療が大切といわれているが、焦って治そうとすればするほど悪循環に陥ることもあり、専門家の指示を聞きながら、少しずつ回復の階段を上っていくようにするのが望ましい。
一般に、うつ病が回復していくときは「三寒四温」(暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながら春がくる)といったイメージがぴったりくると言われており、波があることが普通である。その波が少しずつ上向きになって、落ち込みの度合いが少し浅くなってきたり、よりよい自分のペースを掴んでいくことが大切。ただし、回復期に少しエネルギーが出ることで、かえって自殺を企ててしまうことがあるので注意が必要となる。
うつ病が良くなるとは、元通りの自分に戻る事とは少し違うかもしれない。なぜなら、今までの生活の仕方や今までの考え方・対処の仕方がうまくいかなかった結果、うつ病になることが多いからである。人はだれでも抑うつ的にならざるを得ない場面に直面するが、自分なりにどう克服していくか、何を注意したらよいかを知っていくことで、うつ病の前より一回り成長した(考えの幅が広がった)自分に遭えるのである。 |