明らかな身体の病気はなく、心理的・環境的なストレスが原因として考えられる場合や、性格的なものが影響していると思われる、不安に関する精神的な問題を、不安神経症という。うつ病や幻覚・妄想などを伴う精神疾患に比べて、軽い障害だと考えられる。
パニック障害
急に襲ってくる不安発作。不安感や動悸、胸の痛み、発汗、息苦しさなどが特徴。命に別状はまずないが、自分では「死ぬのではないか?」と不安になり、不安が不安を呼ぶという結果になることがある。
これは、必ずしも心理的なストレスによるものが原因と言うわけではなく、原因ははっきりしていないこともある。抗うつ薬や抗不安薬が効果があると言われており、投薬治療により解決されることが多い。
過呼吸症候群
不安からくる呼吸のリズムの乱れ。息を吸い続け、吐けない状態になっているため、結果的にちゃんと息を吸えないということになる。心理的な葛藤やストレスが関係していることが多いが、運動や身体の疲労が原因で起こることもある。
症状としては、呼吸困難、麻痺・痺れ、痙攣、頭痛、眩暈などを伴い、死ぬのではないかという不安を呼び起こすが、致命的な状態になることや後遺症が残ることはまずない。
発作時の対処法としては、血液中の二酸化炭素を増やす為に、吐き出した空気を吸い込むように紙袋やビニール袋などを使用する方法が良く知られている。
慢性不安
漠然とした不安感や恐怖感、緊張がつづく状態。抑うつ症状や不眠も伴うことがある。 |