にきび跡の治療法
にきび治療が大切なのは、にきび自体は自然と治ったとしても、『にきび痕』として一生傷痕として残ってしまうかも知れないからである。にきび痕の治療は美容医療の中でも完治させるのが非常に困難なものであり、まずはそれを作らないことが最優先である。
基本的に皮膚の表皮は再生能力が高く機能を取り戻しやすいが、表皮の下にある真皮層は自然治癒能力が乏しく、真皮にまで達するにきび痕は治療が困難となる。
一般に『にきび痕』と呼んでいるものには、大きく分けて2つの種類がある。
(1)クレーターのような凹凸
(2)シミのような色素沈着や赤み
(1)の場合でその数が多いと目立つので特に気にする人が多いようである。
また、(1)と(2)の両方が組み合わされたような場合もある。色素沈着や赤みは自然に消失することも多く改善は困難ではない場合が多いが、凹凸の場合で特にアイスピックでえぐったような深い傷痕(アイスピックスカー)は改善が非常に難しい。

にきび痕の凹凸の治療としては、以下のようなものがある。
【全体的なピーリング】
⇒ケミカルピーリングはにきび痕が浅い場合は有効と考えられる。深い痕の場合は、通常のピーリングよりも深めのピーリングが必要と考えられるが、日本人には副作用の心配もあるので習熟した医師の下での治療が望まれる。
【局所的なピーリング】
⇒傷痕の部分だけをピーリングしていくことも選択肢の一つである。
【ダーマアブレーション(クリスタルピーリング、ダイヤモンドピーリング)】
⇒ヤスリのようなものを使って肌を削り取っていき、皮膚の再生によってにきび痕を目立たなくする方法である。
【コラーゲン、ヒアルロン酸注入】
⇒凹部分にコラーゲンやヒアルロン酸を注入して目立たなくする方法。数ヶ月〜半年程度で自然と吸収されてしまうので、定期的に注入しなければならない。